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アルバイトの思い出。

私は、大学卒業と同時に就職せず、1、2年は家庭教師をしていました。

とはいっても、就職までの
アルバイトという感じで、プロ家庭教師
ではありません。

上は中学生から下は小学生まで計8人の子供を担当していました。

受験シーズンを前に集中的に家庭教師を雇う家庭の子供は、だいたいそれなりにできるのですが、箸にも棒にもかからないので家庭教師をつけましたってのが見え見えの家庭は厳しいですね。

そういう家庭の子供たちは、勉強ができないんじゃなくて、そもそもやる気がないんですよ。

となると、家庭教師ではどうにもなりませんよ。

そもそもプロ(学校の先生)でもどうにもなんないのに、こしかけのオイラに何ができるってのさ・・・。

また、小学生から家庭教師をつける家庭も問題ありです。

お受験とかを控えているならいざしらず、私の住む町は、どちらかというと”田舎”で、私立の小学校や中学校なんてないですからね。

ある日、今日から家庭教師
として小学生を一人担当してくれと命令された私。

早速お宅訪問。

教育ママ系の奥様に出迎えられ、お部屋へ。

キレイに整頓されたお部屋には、小さな男の子が・・・。

「じゃあお願いしますね」と部屋を後にするママ。

「お前、何年生?」

「6年生です。」

「何の科目が不得意なの?」

「国語。漢字が苦手です・・・」

じゃあ、漢字練習するしかないじゃん・・・。

早速、漢字練習をさせたが、すぐに終わってしまったため、二人で寝っ転がりながらマンガを読むことに・・・。

コンコン・・・(ノックの音)。「お茶入りましたよ・・・・」とママ。

我々は、飛び起きてマンガを隠して勉強しているフリに戻る・・・。

そして、ママが出て行った後、差し入れのマックを頬張りながら読書再開。

こんな感じでやってたもんですから、結局その子は漢字が苦手のままでした。

だって、宿題にした漢字の書き取り練習を全くやってこないんだもん・・・。

その後、家庭教師の本部にママからお怒りの電話。

「何にも成果が上がりませんよ!」とのこと。

そりゃそうさ、ママは学校や家庭教師にまかせっきりで、教育熱心に見せかけて、結局子供をしかりもしないんですからね。